KCL注20mEqキット「テルモ」
アスパラギン酸カリウム注10mEqキット「テルモ」

希釈濃度注意

カリウムイオン濃度として40mEq/L以下に必ず希釈し、十分に混和した後に投与すること

カリウムを含まない輸液500mLに20mEqまで混注可
(アスパラギン酸カリウム注は2本、KCLは1本まで)

各輸液に追加可能なカリウム量

輸液カリウム濃度1bagあたりの追加可能量
アセトキープ3G (200mL)17mEq/L4.6mEq
アセトキープ3G (500mL)17mEq/L11.5mEq
ヴィーンD (500mL)4mEq/L18mEq
エネフリード (1100mL)20mEq/L22mEq
エルネオパ1号 (1500mL)22mEq/L27mEq
エルネオパ2号 (1500mL)27mEq/L19.5mEq
ソリタT3 (200mL)20mEq/L4mEq
ソリタT3 (500mL)20mEq/L10mEq
ソルアセトF (500mL)4mEq/L18mEq
ツインパル (500mL)20mEq/L10mEq
パレプラス (1000mL)20mEq/L20mEq
フィジオ140 (500mL)4mEq/L18mEq
フィジオ35 (500mL)20mEq/L10mEq

投与速度注意

投与速度はカリウムイオンとして20mEq/hrを超えないこと

500mLの輸液に20mEqを希釈し1時間以上かけて投与

1日投与量

1日投与量は100mEq/dayまで

アスパラギン酸カリウムは1日10本まで、KCL注は1日5本まで

心不全や透析患者で水分制限が必要な場合、カリウム製剤の基本とは異なり高濃度カリウムを投与する場合がある。適用症例かよく検討した上で開始する。(適応外、倫理委員会承認済み)

使用できる高濃度カリウムは下記の処方のみ
生理食塩液80mL + KCL注20mEqキット 20mL
total 100mL (1mEq/mL)として中心静脈から投与する。投与速度は状態に応じて調節するが最大100mL/hrまでとする。
統合セット(病院、注射)、統合セット(泌尿器科、注射)内に登録済み

投与注の注意点:心電図モニタリング、頻回なカリウム値の確認を行う。異常があれば速やかに主治医に報告する。