キドパレン輸液

慢性腎不全高カロリー輸液用アミノ酸・糖・電解質・総合ビタミン液
キドパレン輸液
2024年12月発売

効能又は効果
経口・経腸管栄養補給が不能又は不十分で、経中心静脈栄養に頼らざるを得ない慢性腎不全患者(高カリウム血症、高リン血症の患者又はそのおそれのある患者に限る)に対する水分、電解質、カロリー、アミノ酸、ビタミン補給

用法及び用量
用時に上下2室の隔壁と上室内にある黄褐色の小室を同時に開通し、十分に混合して使用する。通常、成人には1050mLの維持量を24時間かけて中心静脈内に持続点滴注入する。本剤は、高濃度のブドウ糖含有製剤なので、特に投与開始時には耐糖能、肝機能等に注意する。低速度(目安として維持量の半量程度)で投与開始し、徐々に1日当たりの投与量を漸増して維持量とする。なお、症状、年齢、体重に応じて適宜増減する。

キドミン+ハイカリックRF+ビタミンと同等の組成でありながら水分量を軽減することができる。
50kg/bagを想定して設定されているため、40kg未満、60kg以上の患者では用量調節を検討する必要がある。

キドパレン輸液1050mL中

糖質ブドウ糖  342.2g
糖濃度  32.6%
電解質Na+注2)  50mEq
Mg2+  6mEq
Ca2+  6mEq
Cl  40mEq
Acetate−注2)  18mEq
L-Lactate  16mEq
Citrate3−注2)  9mEq
Zn  20μmol
ビタミンチアミン塩化物塩酸塩  7.68mg
リボフラビンリン酸エステルナトリウム  4.6mg
ピリドキシン塩酸塩  7.35mg
シアノコバラミン  5.0μg
ニコチン酸アミド  40mg
パンテノール  14mg
葉酸  0.6mg
ビオチン  60μg
アスコルビン酸  200mg
ビタミンA油  3300ビタミンA単位
コレカルシフェロール  5.0μg
トコフェロール酢酸エステル  10mg
フィトナジオン  0.150mg
アミノ酸総遊離アミノ酸  32.847g
総窒素量  4.56g
必須アミノ酸/非必須アミノ酸  3.4
分岐鎖アミノ酸含有率  45.8w/w%
総熱量  1500kcal
非蛋白熱量  1369kcal
非蛋白熱量/窒素  300

ハイカリックRF輸液(500mL)

有効成分  ブドウ糖 250g
  塩化ナトリウム 0.585g
  塩化マグネシウム 0.305g
  グルコン酸カルシウム水和物 0.675g
  L-乳酸ナトリウム液 3.36g
  (L-乳酸ナトリウムとして) (1.68g)
  硫酸亜鉛水和物 2.9mg
添加剤  希塩酸(pH調節剤) 適量
電解質  Na+ 25mEq
  Mg2+ 3mEq
  Ca2+ 3mEq
  Cl 15mEq
  L-Lactate 15mEq
  Gluconate 3mEq
  Zn 10μmol
熱量  1000kcal

キドミン輸液(200mL袋)

アミノ酸L‐ロイシン  2.800g
L‐イソロイシン  1.800g
L‐バリン  2.000g
L‐リシン酢酸塩 1.420g  (L‐リシンとして1.007g)
L‐トレオニン  0.700g
L‐トリプトファン  0.500g
L‐メチオニン  0.600g
L‐システイン  0.200g
L‐フェニルアラニン  1.000g
L‐チロシン  0.100g
L‐アルギニン  0.900g
L‐ヒスチジン  0.700g
L‐アラニン  0.500g
L‐プロリン  0.600g
L‐セリン  0.600g
L‐アスパラギン酸  0.200g
L‐グルタミン酸  0.200g
添加剤氷酢酸  適量
亜硫酸水素ナトリウム  0.040g
総遊離アミノ酸量  14.41g
必須アミノ酸量  11.11g
非必須アミノ酸量  3.30g
必須アミノ酸/非必須アミノ酸  3.37
分岐鎖アミノ酸含有率  45.8w/w%
総窒素量  2.00g
Na+注)  約0.4mEq
Cl  含まない
Acetate-注)  約9mEq
目次